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zoom RSS 大野智の底力にギャップ萌え

<<   作成日時 : 2018/07/10 19:06   >>

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普段は怠け者で、ゆっくりと歩き、何事もかったるそうな無門ですが、いざ闘いの場にくると、突然目覚めたようにスピーディでキレのある動きを見せて、相手を倒します。これが嵐での大野智にかぶって見えるんですよね。バラエティで見せる無口でポワンとした様子と、歌と踊りの素晴らしさのギャップ。そのギャップがそのまま無門としてスクリーンに映し出されている感じです。

前半はどちらかといえば、実力は小出しにしつつ、お国に怒られてペコペコするなど、ダメンズな印象が強いのですが、後半、伊賀忍者と織田家との闘いが本格化してくると、本来の力を発揮して、そこからはかっこいい大野智が怒涛の攻めを見せてくれます! ニコニコしながらバサバサと敵を倒していく無門の底知れぬ強さにビックリです。

【伊賀忍者はヒーローじゃない】
本作、大野智の魅力は存分に楽しめますが、でも正直、物語はちょっと意外でした。伊賀忍者がかっこよく描かれている作品だと思っていたのですが、全体的に伊賀忍者の大半はゲスな男たちです。

欲望のためには仲間も殺すし、裏切りも平気だし、自分さえよければいいという。「アレ? こんな人たちなの?」という。もともと雇用主とは金銭による取引のみで、忠誠を誓う気持ちはない様子。「金、金、金」で、その中に無門は存在するのです。正義感のある平兵衛と比べて、無門は常に我関せずなので、見ている方としては、この主人公に共感していいのか悪いのかと、少々どっちつかずな気持ちになりました。

しかし、最後になって彼の生い立ちが語られると「そうだったのか」と納得も。彼の中に正義や人への信頼があるとは言い難いけど、愛する人を守りたいという情は確実にあったからです。

【いちばん残念だったのは……】
一方、残念だったのは無門とお国のカップル。情けない無門に説教するお国、常に言い負かされる無門が可笑しい……となるはずなんですが、笑えない……。なぜなら、お国がなぜあのような態度なのか、どうして無門についてきたのか、二人の出会いは描かれますが、深くは描いていないので、よくわからないのです。

ボケツッコミの笑いを狙ったのかもしれないけど、そこには至らなかったかも。とはいえ、男優陣は無門以外の役者にも見せ場あり。大膳の伊勢谷友介、平兵衛の鈴木亮平はそれぞれ力強い演技。信雄を演じる知念侑李はルックスが幼すぎる印象ですが、なんとか手柄を立てたい、認められたいという信雄の思いがヒシヒシ感じられ、それが知念くんの懸命の演技に結びついていました。

アイドル映画と思われるかもしれないけど、アクションも派手で、時代劇エンタメとしても大いに楽しめます。意外とデート映画としてもイケますよ。




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